宮津市民球場


京都北部、日本三景のひとつ天橋立のある宮津市。
宮津駅から3kmほど東に進んだ山の中に宮津市民球場がある。栗田駅の方が近いだろうが、列車の本数が少ない。山の中にある球場への公共交通機関は皆無だ。宮津側から市民球場に向かうと山の中に入って狭くて長いトンネルをひとつ抜ける。トンネルを抜けると晴れていれば脚下に美しい栗田湾が広がる、そんな山の中に宮津市民球場はある。

宮津市民球場の駐車場からの海は美しい。何度か野球の試合で訪問したが、晴れた日の景色は日本のどの球場よりも美しいのではないかと思っている。
周辺は運動公園になっていて、市民球場のほか多目的グラウンド(第二野球場みたいな感じになっている土のグラウンド)テニスコート・アスレチックなどがある。
球場は両翼92M中堅120M 4500人収容の内野スタンドと土盛の外野スタンドがあります。
阪神タイガース二軍は近鉄の主催試合で丹後シリーズ2連戦を行った事があります。福知山との2連戦でした。
1986年5月4日 タイガース6−3近鉄  勝利投手 仲田幸司(完投)

1985年に一軍で大活躍した仲田幸司は86年開幕一軍入りしたものの、4月度に3試合投げて0勝1敗防御率14.73と大崩れしました。そしてルーキー遠山と入れ替わって二軍落ちしました。
二軍落ちした仲田幸司が1試合調整で登板した後、この宮津で完投勝利、続いて西宮第二球場での阪急戦に完封勝利し、手ごたえをつかんで一軍復帰、5月26日大洋戦の完封勝利でようやく一軍勝利へとつながりました。
仲田と入れ替わって一軍に上がったルーキー遠山は、5月以降仲田の穴を生めてローテーションに入り、5月14日広島戦でプロ初勝利。仲田と遠山はこの年のカギとなる投手になっていくのでした。

制定 : 2006年5月3日

げんまつWEBタイガース歴史研究室