長野のタイガース遠征史


長野県営松本野球場
1926年に完成した甲子園球場と同世代の球場だ。

最初に興行を行った頃は外野のフェンスはまだなく、地面に杭を打って網を張っていた。このため、ゴロがスタンドに入ってしまい乱打戦になりました。
1947年8月16日
タイガース18−13東急 勝 若林  敗 一言 

1948年5月16日
タイガース5−6中日  敗 御園生  勝 近藤 

1961年8月5日
タイガース1−10国鉄  敗 石川良  勝 村田  本塁打 藤本7号

長野市営城山野球場 
こちらも完成は1926年だ。

1947年8月17日
タイガース4−0巨人  勝 御園生  敗 中尾  
この試合は7回コールドで7回に巨人が3点を取ったが、公式記録では4−0となっている。

1948年5月15日
タイガース8−2中日  勝 梶岡  敗 服部   全員安打を記録
1950年9月19日
タイガース5−4広島  勝 内山  敗 長谷川
1951年8月2日
タイガース3−6国鉄  敗 駒田  勝 金田  本塁打 後藤次10号
1961年8月6日
タイガース14−3国鉄  勝 本間  敗 金田  本塁打 ソロムコ10号 並木4号5号 三宅秀7号 戸梶1号 朝井1号

飯田城下グラウンド
1950年9月21日
タイガース13−5広島  勝 藤村隆  敗 中山 本塁打 藤村富31号 徳網2号 白坂15号 渡辺博4号

3回に藤村・徳網・白坂の1イニング3本塁打を記録。藤村は通産100本塁打。
激しい打撃力で13点取った打ち勝った試合でした。

1933年に飯田城の横に作られたグラウンドは立派なものとは言えない物のプロ野球の公式戦は3試合行われている。
その後1952年に、ここから数km北に本格的な今宮球場が完成したのでプロ野球は行われることがなくなり、多目的なグラウンドとして使用されながら現存しています。


上田市営球場
1951年8月1日
タイガース12−17松竹  敗 干場  勝 小林恒  本塁打 後藤次9号 櫟2号

岩本に4本塁打18塁打されるなど珍記録を大量に生んだ試合だった。両群合わせて述べ98人の打者が打席に入り76塁打を記録した。17対3で迎えた9回裏にタイガースは打者14人で9点を返す猛攻だった。

1928年に完成した上田城の横にある球場。
長野城山・松本と並び、県下でも有数の歴史ある野球場だ。
上田市にはこの他県営の球場もあるが、プロ野球が多数開催されたのは古く老朽化したこの球場だ。プロ野球の試合は1950年代に14試合も開催されている。

長野では終戦直後〜1950年代の試合がほとんどで、近年はタイガースの試合が行われていない。従って長野県営球場も使用した事がない。オリンピックスタジアムが出来たのだから、そろそろどうかとは思うが。

国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省  http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/

げんまつWEBタイガース歴史研究室