阪神電鉄発祥の地


尼崎駅の東側に尼崎車庫があります。

普段はその横を抜け道として通っていたのですが、ある日気に求めていなかった看板にふと目がとまりました。

 阪神電鉄創業地
  (発電所跡)
    ←すぐ

すぐ近くからブロック塀は赤レンガに変わります。

阪神電鉄尼崎発電所、電鉄創業にあわせて建てられたので1905年設立という事になります。発電所より阪神本社の方が1年遅く竣工したようなので、確かに阪神電鉄創業の地と言ってもいいのかもしれません。
赤レンガの建造物。
英国から輸入した赤レンガと、米国のカーネギー製鋼材が使われてます。英国人技師が建てたもののようです。

発電所時代は左隣に高い煙突がそびえていました。(尼崎市史第三巻に写真があります)

当時、尼崎市近辺にはまだ電気がなかった。
阪神電鉄設立当初から、この発電所で電気を供給するとの協定が出来ていたようで、尼崎から御影までの間の一般家庭には阪神電鉄が電気を供給し始めたのでした。
のちに、尼崎発電所と言えば、日本電力の大型発電所を示すようになりますが、尼崎市史にはこの発電所のほうが大きく取り上げられています。

現在は倉庫です。

げんまつWEBタイガース歴史研究室