宝塚市


宝塚駅はJRと阪急のターミナルになっている。

ここには阪急沿線にしては珍しく、阪神バスが乗り入れている。阪神バスは宝塚と尼崎・甲子園方面を結ぶ。

阪神電鉄は阪急に対抗して宝塚の乗り入れる路線の免許を習得し、着工した。
しかし、路盤がほぼ完成した段階で役所からJR東海道線との交差を立体交差にするよう申し入れられ、施設面から鉄道の敷設を断念。バス専用道路として整備して尼崎−宝塚間にバスを走らせた。この尼宝バスが現在の阪神バス宝塚線となる。

尼宝バスは尼崎の浜田から北上し、JR立花を超えて武庫川に沿って宝塚に抜ける路線。最初はバス専用道路だったが、戦時中に一般車を通行させるようになり尼宝線と呼ばれている幹線道路になった。

宝塚から甲子園球場までは約1時間、阪急今津線で甲子園に出たほうが速いですが、乗り換えのわずらわしさがないので利用する人は多い。ナイターの日は甲子園発の臨時ナイター便が宝塚に向けて走ります。
宝塚市は阪急が作った町です。
従って、どちらかといえば宝塚にはタイガース選手は少ないのですが、いるにはいます。

今岡誠選手が選手となってからは居住していませんが宝塚出身です。同期の星山投手も宝塚でした。

宝塚といえば、安藤統男・吉田義男・中村勝広の監督経験者3人が住んでおられる事が有名でしょう。
逆瀬川に住む中村勝広氏の監督時代は、コーチの河野旭輝氏が御殿山、石井晶氏が仁川と宝塚在住者が主要ポストを占めた事がある。
中村の盟友である川藤幸三は西宮市在住だが、仁川駅近で市境ギリギリなので宝塚と考えてもよい。
この他、石嶺和彦・切通猛など、元阪急出身者は当然のことながら多いのも特徴だ。阪急西宮球場には電車一本の今津線沿線。

宝塚市では毎年「中村勝広エコマネー野球教室」が行われているのです。中村氏は実は宝塚の野球界の中心人物なんですよ。


中村勝広らと一線を画するのは木戸克彦バッテリーコーチで阪急宝塚線沿線の山本地区に住んでいます。阪神選手としては非常に珍しいのですが、山本地区は以外に穴場物件があり、西宮より物価も安く、さらに自動車で甲子園球場に入るならば30分で通えます。場所としては悪くなく、土地感があったという事でしょう。木戸の頭のよさがわかります。
阪急時代の福本豊さんは中山に住んでいました。

制定:2003年

げんまつWEBタイガース歴史研究室