倉敷マスカットスタジアム


1995年にオープンした岡山県の倉敷マスカットスタジアム。
老朽化した運動公園の岡山県野球場の代替として1980年代から設置計画が進んでいた新球場だ。
両翼99.5m、センター122mの広さは、右中間左中間の深まりはなく甲子園よりやや狭いものの、天然芝に土のグランドでプレーしやすい球場だ。
観客席はフランチャイズ球団がない岡山県と言う土地柄もあり、30670人収容という規模だが、要するに外野の2階席を設置していないだけで、内野スタンドにいる感覚は5万人クラスの球場と何ら遜色はない。特に、内野上段席(スタンド2階部分)は、ドーム球場でよくあるような「真下の見難さ」が感じられることなく、昔で言う西宮球場のように観戦しやすい上段席だ。
住所:倉敷市中庄 3250-1 JR中庄駅前

タイガースはこのマスカット球場で、対広島公式戦 および02年03年の秋季キャンプを行いました。
キャンプを行うには球場のほかに各種設備が必要ですが、写真左は補助球場(第二球場)です。こちらも芝生のグランドで、観客席の規模を考えると鳴尾浜球場より立派。
サブグランドとメイン球場の位置関係は中央の写真を見ていただければわかるように、平地で真横です。
写真右は一塁側スタンド下に設置されている室内練習場です。半地下室となっているので、地上の窓からはこのように見下ろす形となります。甲子園アルプス下の室内練習場より広い。

なんと言っても倉敷キャンプの魅力はブルペンでした。02年に阪神タイガースキャンプ用として新設されたブルペンは5人同時に投球でき、安芸市営球場と違って投手を至近距離から見れます。
左写真の一番奥の位置で三東投手が投球練習を行っているので、反対側にまわって接近すれば中央写真のような近さで見学する事が出来ます。補助球場・ブルペン・メイングランド間の移動も、安芸のように隔離されていないため、写真右のような距離で接近する事が出来ます(とはいえ練習時間中のサインは原則禁止です)

昔、安芸タイガータウンも、もう少し選手との距離が近かったのですが、徐々に選手が隔離された現状では、このような環境は貴重です。

マスカットホームページ


制定:2003年11月
撮影:2002年、および2003年倉敷キャンプにて

げんまつWEBタイガース歴史研究室