マウイ・メモリアル・パーク球場


マウイ球場

地図で調べた結果、カフルイのメモリアルパークだったようです。そして宿舎はカフルイのビーチホテルとの事ですからマウイビーチホテルだったと思われます。
球場とホテルの間は近くはないようですが、椰子の林の海岸線を走って通えたそうです。雨天時の練習はバレイ・フィットネスセンターで実施されたようですが、場所は特定できていません。

ハワイにはとても行けなかったので83年の月刊タイガースから写真を転用しています。83年キャンプには球団が久しぶりに大金をかけて獲得した外国人、バースとストローターが参加して、本当に優勝を狙う雰囲気になっていました。

この上空からの写真では、ここが種々の設備を集めた運動公園だという事が伺えます。
球場は一面に芝を敷き詰めたアメリカらしい球場ですが、芝の質・土の状態などは写真を見る限りは甲子園や安芸市営球場の方がはるかに整備されています。内野スタンドは屋根がありますが観客席は仮設のスタンドが15段設置されていました。選手らの昼食もこのスタンドで弁当を食べている姿が写真に収められています。設備的には練習をするには十分ですが、日本の球場のほうが充実しています。

季候すばらしい。どの写真を見てもハワイ特有の青空で、選手達は真っ黒に日焼けしています。川藤選手などは上半身裸で食事をとっていますので、気温は真夏並でしょう。
様々なタイガースキャンプの写真を見て、海外キャンプで最も違和感があるのは、観客がいないことです。さすがの阪神ファンもハワイまではなかなか追いかけていかないようで、スタンドにも客はまばら。
ハワイキャンプは2年間続けられ、3年目も予定していたのですが、監督に就任した吉田義男氏のキャンプ構想により85年のマウイキャンプをキャンセルし、1・2軍合同の安芸キャンプに戻るのでした。


げんまつWEBタイガース歴史研究室