千船


千船は神崎川と左門殿川の中州・佃島にあります。

ここは江戸時代の交通の要所で大和田城があったところ、村民は農業・漁業で生活を営んでいました。
大阪府西成郡の大和田村や佃村が集まって千船村が出来たのが1889年、1906年に阪神電鉄が開業した頃は千船村と言ってももともとも集落の場所以外は畑だけでしたので『大和田』と『佃』の2つの駅がこの中州にありました。町が発展するに連れて1921年に2つの駅は廃止になって千船駅に統合されました。
さて、水運の時代に繁栄して映画館が何件も連なっていたという千船ですが、徐々に寂れていました。79年に阪神は「阪神千船駅マンモスセンター」をオープンしました。80年にはマンモスセンターで藤田平・中村勝・岡田のサイン会がありました。
そして近年、阪神不動産が駅前に建設したショップモールがアバリーナ千船です。アバリーナが出来てから、重かった駅前のイメージは大きく変わりました。
モダンな塔のある小さな広場の周りには、焼きたてのパンを売る店が出ています。千船の街もそれに合わせて駅前の多くの店が改装し、非常に綺麗なイメージに生まれ変わりました。
食事をするだけなら、姫島の方がいい気もしますが。。。
千船といえば、駅前にある千船温泉。
単なる銭湯ですが、駅前にあります。そして、私が入った阪神間の銭湯の中でもトップクラスの銭湯です。別に、すごい設備があるわけでもないのですが、ようするにいい風呂屋。
そういうわけで、お客も多い。
ナイターの後に寄って汗を流し、千船駅前で一杯飲む。。。
そういうのも いいもんだと思います。
これこそ、夏の夜のナイター後の千船の楽しみ方です。

げんまつWEBタイガース歴史研究室