福山のタイガース


地方探索 福山のタイガースも参照

福山の昔の野球場を探しに行ってみました。

@福山城の北西、丸之内1丁目にあるふくやま文学館。
ここに福山城公園野球場がありました。

1937年にタイガースと名古屋軍が職業野球のオープン試合を開催したのが、福山での初めてのプロ野球興行だと思われます。この球場で開催されたと言う確証は得ておりませんが1937年に野球の興行が可能なグラウンドがここ以外に考えにくいため、消去法にて福山での最初の試合は福山城だったと考えています。
A三菱電機福山製作所。
福山駅から南に1.5km程度の福山市内の中心部にあり、人が集まるには便利な気がします。

1943年に福山に進出した三菱電機は、当初からスポーツ施設を設置し、工場休日は市民に開放していました。
西の端にあるこの建物の裏にグラウンドがあります。(企業の敷地内なので写真掲載は控えます) 

グラウンドの南側には3面のテニスコートなどもあります。
B旧福山市民球場(福山市営球場)の跡地。
写真は福山市内を流れる芦田川と水呑大橋。橋のむこうにある白屋根の体育館が福山市民球場のあった場所です。福山競馬の北側です。
1952年〜1956年までセ・リーグの公式戦が28試合、そのうちタイガース戦は6試合が行われました。
ところが1957年に広島市民球場が完成したため、福山で主催試合を行っていた広島カープが福山から一旦撤退し、福山での公式戦はしばらく行われなくなりました。福山に限らず呉二河や西条、三次などでも同じ理由で1957年以降に公式試合を行わなくなりました。(呉は93年の全面改装後に再開)
1951年10月に作られたこの球場はわずか15年で取り壊されました。跡地の体育館は1968年6月に完成しています。
C1974年に完成した新福山市民球場(竹ヶ端運動公園野球場)
芦田川を旧福山市民球場があった福山市体育館から下流方向に5km下った場所の運動公園の中にあります。
市街地からはかなり離れた場所にあり、公共交通は鞆鉄バスになります。

タイガースはこの球場では公式戦を行っていませんが、広島カープの公式戦が1984年から年に1回程度行われます。公式戦がはじめられた1984年に、まずオープン戦で広島−阪神が開催されました。

20試合で37本の本塁打が飛び出すよく入る球場。グラウンドにファンが乱入してくる球場だった。

@は2013年7月撮影
A〜Cは2007年2月撮影

げんまつWEBタイガース歴史研究室