古都のタイガース〜京都


京都、平安高校を筆頭に野球が盛んな町。

阪神沿線ではなく、関西3大都市の中でも最も隠れ巨人ファンが多い町である。プロ野球としては1949年より数年間ロビンスの本拠地となった事があるため、川崎時代の大洋ファンも多かったし、西京極を準本拠地とした阪急ブレーブスのファンも多かった。
もちろん、阪神ファンも少なくない。特にKBS京都が阪神戦の中継を行いだした1980年代を境に「関西人だから阪神ファン」という人が増えた。

阪神タイガースグッズの店としては1981年に四条寺町の藤井大丸2階にタイガースコーナーが設置されたのが始めだ。藤井大丸では1996年頃までタイガースグッズの販売を行っていたが、1993年ごろに京都市北区紫竹牛若町51−1に開店したシャープ産業の直営店・タイガースコーナー京都へ統合された。紫野にあったタイガースコーナーは住宅の間にぽっこりと黄色いテントが張り出したような店で、何故このような場所に置いたのかが不思議と思える店だったが2003年まで営業していた。タイガースコーナー京都は2003年5月、京都市東山区の五条坂に移転し現在にいたる。

京都五条坂と言えば、清水寺へつながる坂道。五条坂のふもとでバスを降り、歩いて坂を登る人が多い場所だけに、人通りは多い。隣の店では着物の着付けをやっていたり、京都らしげな町並みが並ぶ中、看板や幟など五条坂のイメージを損なわないようにデザインされたものを使用しながら、店内は黄色と黒の縦縞。観光客にも受け入れられるようにとの配慮か、タイガースの録画映像を常に流している。

数多くあるタイガースショップの中でも地域色を出そうとしているところが面白い京都五条坂店です。

京都の店ということで、

JR二条駅から千本通を200mほど北に向かった所(弥生会館を過ぎてすぐの信号の所)に「吉与夢」という居酒屋がある。
窓には黄色と黒の模様と、タイガースのマークが見受けられるので、ここが阪神ファンの店だとすぐわかる。
夕方5時から11時頃までやっているので、ナイターの時間にぴったりだが、ランチタイムの営業もあるらしい。とりあえず、ほろ酔いセットというのがあるので頼んでみた。お造りか串カツに生ビールがついて980円。
価格は普通の居酒屋。料理の味は悪くないので別に阪神ファンじゃなくても味わうことは可能。

西京極の帰りにはちょっと不便な場所かもしれないが、少し遠いが四条大宮から歩ける距離なので寄ることも可能かな。

げんまつWEBタイガース歴史研究室