淀川駅


大阪市福島区の北端にある阪神電車『淀川駅』
海老江の町工場地区の真ん中にあり、下水道科学館が近くにある。野田駅から徒歩で行けるこの場所に駅を作ったのは、ここが淀川架橋・治水工事の基地だったためだ。
駅前は暗い感じがする。鉄道の高架と阪神高速道路と淀川の堤防に囲まれ、川の水位よりも土地が低いので日当りが悪いのだ。地盤沈下と高潮対策によって築堤はかなり高く、駅は淀川の築堤と同じ高さで、地上から3階の位置にある。
高架下で駅舎の川側にある建物は『阪神電鉄淀川変電所』だ。
駅の北側は阪神本線の淀川橋梁だ。
堤防に上がれば日当りもよく緑も多い。大阪駅方面、スカイビルなどの高層建造物がよく見えます。淀川の下流域であり、海からの風が吹くと磯の香りがする。
釣り糸をたらすと海の魚がよくかかる。堤防と河川敷は十三あたりのように整備されておらず、自然に荒れ放題なので水鳥もよくやってきます。
数世帯ほどホームレスの方が住んでおられるので、女性だけでゆっくり散策できるような雰囲気ではありませんが、大阪市内駅徒歩1分で本当の自然が楽しめる貴重な場所でしょう。
この駅周辺には太い道路のアクセスがありません。細くて、普通車同士でも擦違いが難しい道路です。運転が得意でない人は近づかない方がいいでしょう。
しかし、私はこの淀川の駅前の駐車場を非常によく利用します。
駅から徒歩1分なのに1時間100円、加えて1日最高600円です。梅田なら1時間600円ですよ。梅田へも甲子園へも、不便ではない距離でこの値段。
ただし、この駐車場は周りに人気がない。深夜に時折車上アラシが出るようなので、最終電車がなくなるまでには出庫しなくてはなりません。

げんまつWEBタイガース歴史研究室